世界にひとつだけのオリジナルパーカーを作ろう!

季節を問わず、着回し抜群コーデの定番アイテムといえば「パーカー」です。いろんなカジュアルコーデを楽しめることから、1枚だけでなく、何枚も違ったパーカーをヘビロテしている人も多いのではないでしょうか。

1年を通して大活躍するパーカーは市販されているものを選ぶのもいいですが、自分で作ったデザインやロゴをプリントした「オリジナルパーカー」を作るというのもおすすめです。生地選びからデザイン制作まで全てを自分の好みに合わせて作るオリジナルパーカーは、世界にひとつだけのお気に入りの1枚になるはずです。

ここでは、はじめてオリジナルパーカー作りに挑戦される方向けに、そもそもパーカーとは何か?ということや、オリジナルパーカーに関する基礎知識について色々と紹介します。

そもそもパーカーって何?よく聞くトレーナーとの違いとは?

オリジナルパーカーについて紹介する前に、そもそも「パーカー」とは何か?よく聞くトレーナーとの違いは?といったことを紹介します。

パーカーとは

パーカーは、首の根元に頭にかぶせられるフードが付いている上着のことです。一般的にパーカーと呼ばれることが多いのですが、実際の正式名称は「パーカ」です。
頭にかぶせられるフードは、サイズを調節できるように紐がついていて、カジュアルコーデに欠かせない定番アイテムとして、ストリートファッションをはじめ、スポーツ・アクティビティ・アウトドアでも活躍します。

パーカーの歴史

今でこそカジュアルコーデに欠かせない定番アイテムとして用いられているパーカーですが、もともとは北極圏で暮らす民族がアザラシやトナカイなどの毛皮を用いて、防寒・防風用の服を作ったことがパーカーの起源とされています。氷点下が当たり前の北極圏において、頭部を守ることは必須条件であったため、頭にかぶせられるフードがついた上着を身につけていました。

パーカーの種類によって使用されている素材がそれぞれ異なりますが、今でも人気のスウェット素材のパーカーは1930年代にアメリカで作られたのが最初と言われています。スウェット素材のパーカーは部屋着としてはもちろん、汗をよく吸収するため、スポーツウェアとしても便利で、一般に普及し始めたのは1970年代になってからです。

パーカーとトレーナーとの違い

パーカーとトレーナーは同じ意味で使われることがありますが、厳密にいうとこの2つには大きな違いがあります。それは、「フードがついている」「フードがついていない」の違いです。
パーカーには頭にかぶせられるフードがついていますが、トレーナーにはフードがついていません。
トレーナーにフードとフードのサイズを調整するための紐がついている上着をパーカーと呼びます。また、トレーナーでは珍しいポケットがついているものや、前部分をジッパーで開け閉めできるようになったものが多いのも、パーカーの特徴です。

世界にひとつだけのオリジナルパーカーとは?

市販されているパーカーは種類がたくさんあって、「自分の好みのものがなかなか見つからない…」「どれを選んだらいいかわからない・・・」という人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、無地のパーカーに自分好みのデザインやロゴをプリントできる「オリジナルパーカー作り」をおすすめします!

オリジナルパーカーのデザインの種類について

自分だけのオリジナルデザインをプリントできるオリジナルパーカーは、はじめての人もWeb注文サイトを使えば、いつでも簡単にオリジナルパーカーを作ることができます。生地やプリント方法・デザインなども、自分の好みに合わせて自由に選べるのが魅力です。

オリジナルパーカー作りをする前に、まず覚えておきたいのがオリジナルパーカーの「デザインの種類」に関することです。

オリジナルパーカーのデザインの種類は、「ジップパーカー」と「プルオーバーパーカー」の2種類です。ジップパーカーは、前面部分にジッパーがついていて、開け閉めすることができるパーカーのことです。プルオーバーパーカーは、ジッパーがついていないパーカーで、着るときは頭から被ります。
以前は、着るのも脱ぐのも簡単なジップパーカーが人気でしたが、最近は頭からすっぽりかぶるプルオーバーパーカーがカジュアルコーデにもスポーツシーンにも合わせやすいと人気があります。

オリジナルパーカーの生地の種類について

オリジナルパーカーの生地は、「裏毛」と「裏起毛」の2つの種類があります。
パイルとも呼ばれる裏毛は、ざっくりとした肌触りが特徴です。吸収性に優れているため、汗をかくスポーツやアクティビティの用途で利用されることが多いです。裏起毛は、ふわふわとした肌触りと保温性の高さが特徴です。裏毛部分を特殊加工により起毛させているので、温かく、私服はもちろん、ウィンタースポーツや冬場の防寒着としても活用できます。

オリジナルパーカーのプリント方法

無地のパーカーにオリジナルデザインをプリントするときは、「シルクスクリーンプリント」「インクジェットプリント」「転写プリント」「刺繍」「ラインストーン」など様々なプリント方法から好きな物を選択できます。

シルクスクリーンプリントは、パーカー以外の洋服にも多く使用されている定番のプリント方法です。1つのデザイン、1つの色ごとに製版と呼ばれる型を作って、これにインクを流し込みパーカー生地に直接色を載せてプリントする手法です。シルクスクリーンプリントは、仕上がりの風合いが美しく、3色以下の同じデザインのパーカーを一度に大量に作るときに高いコストパフォーマンスを発揮します。

インクジェットプリントは、パーカー生地に直接インクを吹きかけてデザインをプリントする手法です。製版を用意する必要がないので作成するパーカーの枚数が少ない場合や、多色のデザインをフルカラーでプリントした場合は、1枚あたりの費用を安く抑えられておすすめです。

転写プリントは、専用の転写シートにデザインをプリントし、それをパーカー生地に直接プレス圧着してプリントする手法です。フルカラーに対応していますが、転写シートをプリントした部分がゴワついたり、通気性が悪くなったりすることがあります。

刺繍は、作成したデザインの刺繍プリントを生地にプリントする手法です。イラストやロゴはもちろん、文字のみの刺繍にも対応しています。インクや専用シートなどをプレス圧着して作るオリジナルパーカーよりも、高級感や耐久性に優れていることが特徴のプリント方法です。

ラインストーンは、パーカー生地に専用のプレス機などを使って1粒ずつ圧着してデザインをプリントする手法です。ラインストーンに光があたった時のキラキラした感じがゴージャスで、見た目を美しくきれいに演出したいときに人気のプリント方法です。

世界にひとつだけのオリジナルパーカーは、今回紹介したようにデザインや生地の種類、プリント方法などを自分好みに組み合わせて作るパーカーです。Web注文サイトから好きなアイテムやプリント方法などを選ぶだけで、簡単にオリジナルの1着を作ることができます。

デザインやロゴを作ったことがない人もオリジナルパーカー専門店に依頼すれば、デザインテンプレートやフォント集などを参考にできるので安心です。「自分好みのデザインが見つからない」「チームでおそろいのパーカーを作りたい」というときは、ぜひ自分だけのオリジナルパーカーを作ってみてはいかがでしょうか。